伝統行事
台風の日の菊酒
こんにちは!
書記です。
先月の28日に行われた伝統行事
「菊酒」について書いていきます。
菊酒の日は沖縄本島に久しぶりにやってきた
台風のおかげで生憎の天気でした。
菊酒は旧暦の9月9日に行われます。
ので「クンガチクニチ」と呼ばれたり、
方言で御祭りという意味の「ウマチ―」と呼ばれたりします。
嘉陽集落にいらっしゃるたくさんの神様をめぐり
部落全体の健康祈願をします。
その時にお酒がふるまわれるのですが、
コップの中に菊の葉を入れて飲みます。
菊の葉には悪いものから身を守る効果があるそうです。
それが「菊酒」の由来になっています。
↑ノロ殿内で御願を行う婦人の皆様、台風だったため御願は1箇所のみ
昔は菊酒の日になると竹編みカゴを頭に乗っけた人が
部落中を「ナハヌイムッチモーレ(御馳走を持ってきてください)」と呼びかけて回り
各家庭から一皿づつ料理を持ち寄り皆で食べたり葉っぱに包み持って帰ったそうです。
おばぁ達によると
この日はいろんな御馳走が食べれることから
とてもたのしみだったそうです。
ここからは余談にはなりますが。。
私が菊酒の前日に
いつも御願をお願いしているおばぁに
「明日台風ですが開催されますか?」と聞くと
おばぁに
「当たり前だろ!」と怒られました(笑)
つづけて
「旧暦の9月9日はその日しかない、台風で危ない場合はおばぁだけでも御願をやるよー」
とおばぁはおっしゃっていました。
雨だろうと風が吹こうと
集落のことをお祈りできる日はその日しかないからやるしかない
おばぁの言葉から
自分が背負ってきた長年の自分の役割に対する思いを感じました。
そして
馬鹿なことをきいたなぁー
と反省いたしましたm(__)m
改めて嘉陽のおばぁ達はたくましくて
かっこいいなぁーと思いました!!
本当にいつもありがとうございます。
書記